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【関ジャム】「隠れた名曲特集」で椎名林檎の楽曲が選ばれました

【関ジャム】「隠れた名曲特集」で椎名林檎の楽曲が選ばれました

昨日(2020-05-04)テレビ朝日「関ジャム 完全燃SHOW」の「シングルA面じゃない隠れた名曲特集」が放送され、ゲストである音楽プロデューサー本間昭光氏から、椎名林檎の楽曲『あの世の門』が推薦されました。

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本間昭光氏コメント

椎名林檎史上最高の無国籍音楽『あの世の門』

毎回どこにアンテナを張ってるんだろうこの人は、みたいな感じで。やっぱりいろんなところから持ってくる感じが、全部自分のものにしてしまうあの感じ。

コーラスにブルガリアン・ヴォイスっていって、ブルガリアの聖歌隊ですよね。有名なところで言ったら、リオ・オリンピックの閉会式の時の『君が代』みたいな。あれ、フワァ〜としたコーラスでアレンジされてたのが凄い面白いなと思ったんですけど。あの辺も全部結局、林檎さんが仕掛け人としてやってて。

あの歌いだしのティンパニとブルガリアン・ヴォイスだけっていう、なんとも言えない組み合わせから…ブルガリアは欧州なのに、急にタンゴの南米に行っちゃうとかね。そこからまた北米ジャズみたいな世界に入ったりして。やっぱり聴いたことないですよ。でも聴いたことないっていうのができるのが凄いな。しかも、ちゃんと椎名林檎色にまとまっているっていう。

三毒史』収録

これね、もう何の音楽なのかって一言で説明ができない無国籍感っていうのが凄いですね。歌詞の内容とかも、ご自身の出生間もない頃の生死を彷徨ったみたいな経験が描かれてるらしく。

最後にまたブルガリアン・ヴォイスに戻ってくるんですよこの楽曲。アルバム自体も最初(『鳥と蛇と豚』で)お経から始まって、最後こういう聖歌隊みたいな。そういう周ってる感じが“輪廻”とか、そういうところまで発想が行ってるんじゃないかなと思ってて。そういう深読みをしながら聴いていくのも意外と楽しいんじゃないかと。

聴き方としてね、アルバムとして聴くていうのが最近あんまり無いじゃないですか。みんなピックアップして聴いちゃうから。でもこのアルバム(『三毒史』)は通して聴くことによって…(先に紹介したミスチルの)『深海』もそうですけどね。やっぱりアルバムっていうものは一つの芸術作品なのかなって、改めて思いますけどね。

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おわりに

ブルガリアン・ヴォイスを担当したのは、実際にリオ五輪の閉会式でコーラスを手掛けた「ヴァーニャ・モネヴァ合唱団」の方々。この曲のレコーディングのために遥々ブルガリア現地まで赴き、映画館を改装した「ソフィア・セッション」というブルガリアン・ヴォイスを録ることに特化したスタジオで、あの独特な響きを獲得したそうです。

▼録音の詳細は、椎名林檎とレコーディング・エンジニア井上雨迩さんの対談が掲載されている『サウンド&レコーディング・マガジン 2019年7月号』にて!

20年間「国産採れたてに拘ってきた」という椎名林檎。20周年を迎えたことを期に、今後は当楽曲のような世界に目を向けた楽曲を制作していくことに意欲を燃やしているようです。

また、本間さんの言うようにアルバムを通して一つの芸術作品として作り上げることなどは、ナタリーの「三毒史」インタビューにも掲載されているので、是非ご覧ください。

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