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岡山「瀬戸内JAM(2022)」現地レポ
2022年2月23日、岡山県玉野市の宇野港で「瀬戸内JAM」が開催されました。最大の見どころは、伊澤一葉率いる「あっぱ」と、長岡亮介がギターを務める「須藤寿 GATALI ACOUSTIC SET」の共演。瀬戸内の穏やかな海風に包まれ、音楽とアクティビティが溶け合った特別な一日を振り返ります。
イベント概要:ボルダリングと音楽の融合
瀬戸内海に面した宇野港を舞台に、ボルダリングと音楽を同時に楽しむ異色のフェスとして開催された本イベント。映画『スパイの妻』のプロデューサー・岡本英之さんが手掛けたことでも注目を集めました。
- 開催日:2022年2月23日(祝)
- 会場:岡山県玉野市 宇野港(周辺特設会場)
伊澤一葉の凱旋、故郷に響くピアノと歌声
倉敷市出身の伊澤一葉にとって、今回のステージはまさに地元への凱旋。自身のバンド「あっぱ」としてのライブに加え、オープニングでは地元の玉野高等学校吹奏楽部とも共演しました。
高校生たちと共に「君の瞳に恋してる」を奏でる姿は、地域の文化を大切にする彼らしい温もりに満ちた一幕。客席には父・伊澤ジョージ氏(※)の姿もあり、家族や郷土への愛が感じられるステージとなりました。※岡山周辺で文具店「うさぎや」の展開や、事務用品の卸売などを手掛けるクラブン株式会社の社長
岡山で放送されたローカルニュースでは、当時の様子が放送され、伊澤一葉はインタビューに以下のように答えています。
「心を動かす」ということが僕は大事だと思う。「音楽」とか「スポーツ」とかって、すごく大切なことだと思うので、できれば こういう時間を無くさないで続けてほしいな
須藤寿GASが奏でる、冬の海辺のアンサンブル
イベントの締めくくりを飾ったのは、須藤寿 GATALI ACOUSTIC SET。長岡亮介をはじめとする手練れの奏者たちが、冷たい海風をものともせず、贅沢なアコースティックサウンドを響かせました。
特筆すべきは、ステージ外でのリラックスした光景。開演前には伊澤一葉と長岡亮介が連れ立って会場を歩き、伊澤一葉の両親と談笑する姿も見られました。演者と観客の距離が極めて近く、地方イベントならではの親密な空気が会場全体を包み込みます。
須藤寿 GATARI ACOUSTIC SET セットリスト
- チョコレートドリーム
- EXIT CLUB
- サンシャイン
- 離島 (新曲)
- キャンプファイヤー
- 僕はゲリラ
- ユートピア
- テキーラテキーラ
今回のライブでは、キーボードの代わりにギターで會田茂一氏(アイゴン)が参加。新曲「離島」を含む全8曲が披露され、静かな熱を帯びたアンサンブルが港に溶けていきました。
翌日は「ボルダリングの聖地」王子が岳へ
ライブ翌日、メンバー一行は玉野市が誇るボルダリングの聖地「王子が岳」を訪問。瀬戸内海の絶景を背に、音楽家たちがひとときの休息を楽しむ様子がSNSでも話題となりました。

道中では「山下にこにこ庵」でお好み焼きを堪能するなど、岡山のローカルな魅力を存分に味わった様子。音楽という枠を超え、土地の空気そのものを楽しむ彼らの姿は、このイベントの自由な精神を象徴しているかのようでした。
おわりに
冷たい風のなかで感じた、確かな音の温もり。伊澤一葉と長岡亮介という稀代の音楽家たちが、岡山の港町で見せたリラックスした表情は、訪れたファンにとって忘れられない記憶となったはずです。
大規模なフェスとは異なる、地方開催ならではの密度と余白。瀬戸内の風景と共鳴した「瀬戸内JAM」は、音楽の新しい楽しみ方を提示してくれました。





