【2024】長岡亮介 使用機材 at ペトロールズ detour
2024年3月〜5月に開催され、本日無事千秋楽を迎えたペトロールズの春ツアー “detour“。
現在発売中の『サウンド&レコーディング・マガジン 2024年6月号』に、本ツアーでの機材がレポートされましたので、紙面だけでは伝わりづらい “音” を当記事にまとめてみました。
サンレコと合わせて是非ご覧ください。
・ペトロールズ detour のライブ機材に迫る!サンレコ6月号【コンサート見聞録】
- 1. ギター
- 2. アンプ
- 3. エフェクター
- 3.1. Sonic Research ST-200 (チューナー)
- 3.2. GFI System Specular Reverb V2 (リバーブ)
- 3.3. UNION TUBE & TRANSISTOR TSAR BOMB(ファズ・ディストーション)
- 3.4. WAY HUGE ELECTRONICS FAT SANDWICH(ディストーション)
- 3.5. VITAL AUDIO POWER ARRIER VA-R8(パワーサプライ)
- 3.6. JIM DUNLOP GCB-95 Cry Baby(ワウペダル)
- 3.7. BOSS DD-5(ディレイ)+フットスイッチ
- 3.8. STUDIODAYDREAM TRIGGER 3(スイッチャー)
- 3.9. SolidGoldFX NU-33 Vinyl Engine(ローファイモジュレーター)
- 3.10. strymon blueSky(リバーブ)
- 4. おわりに
ギター
RS Guitarworks STee Blackguard II
長岡亮介のリクエストにより開発されたというSGの形をしたテレキャスター「STee Blackguard」
https://www.taurus-corpo.com/rsguitarworks-stee
長岡亮介氏(ペトロールズ、元・東京事変)使用中!なんとSG meets Teleその名も「STee Blackguard」!(彼使用はMedium Aged。)
そもそも長岡氏からSGシェイプでBlackguardのこの音って出来ないですか?とリクエスト有り、それは面白い!とRSにリクエストしたものなのです。
ボディ厚もSGの薄いものでなくBlackguardと同じ厚さ。これがまた通常のテレ・トーンにも関わらずこのギターでないと出ないトーンを醸し出してくれてます。
上記Real Standard Musicさんの試奏動画は、長岡亮介が得意とするカントリーリリックのほか、さり気なくペトロールズの『表現』なども織り交ぜたナイスプレイ!!
アンプ
Dr.Z Prescription RX ES Combo
アンプはオハイオ州のハンドメイド・ブランド「Dr.Z」のアンプを複数台所有。 ペトロールズのツアーでは「Prescription RX ES Combo」というモデルを使用。
「Dr.Z」は、アメリカのカントリー・ロック・バンド Eagles のギタリスト Joe Walsh が使用していることで知られています。長岡亮介が昔 Eagles のライブを観に行った際に “Z” のロゴが印象に残ったことが導入のきっかけの一つだそう。
下の写真は東京事変 “ニュースフラッシュ” ツアーのリハーサル風景。『ギター・マガジン 2021年7月号(浮雲特集)』には、「Dr.Z」の使い分けについても記載。
エフェクター
Sonic Research ST-200 (チューナー)
高速・高性能と名高いギターチューナー ST-200。LEDパネルを搭載し視認性抜群。
GFI System Specular Reverb V2 (リバーブ)
幻想的な残響音が特徴的なリバーブペダル。長年愛用する strymon blueSky(後述)と近いサウンドですがどのように使い分けているのでしょうか。「最大8種類のセッティングをメモリー可能」など、より実用的な機能が備わっているそうです。
UNION TUBE & TRANSISTOR TSAR BOMB(ファズ・ディストーション)
カナダのハンドメイドブランド「UNION TUBE & TRANSISTOR」が制作する、いわゆる”ビッグマフ系” のサウンドを踏襲したファズペダル。『Fuel』などで聴くことができる泥臭いファズサウンドはおそらくこのペダルを使用。
WAY HUGE ELECTRONICS FAT SANDWICH(ディストーション)
90年代に数多くの名作を世に送り出した伝説的なブランド「Way Huge」を、ブランドの創設者ジョージ・トリップス氏と、Dunlop社が協力して復活。綺羅びやかでエモーショナルなディストーションは、おそらく『雨』などで使用されています。
VITAL AUDIO POWER ARRIER VA-R8(パワーサプライ)
エフェクターへ電源供給を行うパワーサプライ。
JIM DUNLOP GCB-95 Cry Baby(ワウペダル)
ワウペダルの王道であり定番モデルである Cry Baby。
BOSS DD-5(ディレイ)+フットスイッチ
コンパクト・エフェクターの定番 BOSS のデジタル・ディレイ “DD” シリーズ。
長岡亮介が愛用するのは、1995年に発売された “DD-5″。キャリア初期から最も長く愛用しており、最重要のペダルと言っても過言ではないでしょう。ペトロールズ以外の現場では 最新モデル “DD-500” も使用しています。
STUDIODAYDREAM TRIGGER 3(スイッチャー)
複数のエフェクターを同時に切り替えることができる”スイッチャー”ペダル。視認性抜群なライトが備わっており、ライブステージの暗い足元でも正確にサウンドをコントロール可能。
SolidGoldFX NU-33 Vinyl Engine(ローファイモジュレーター)
コーラスやビブラートをベースとした飛び道具的なペダル。『TANOC』や『NO』などで聞ける特徴的な揺らぎのあるサウンドは、おそらくこちらを使用していると思われます。
strymon blueSky(リバーブ)
こちらも DD-5と同じく長く愛用しているエフェクターの一つで、幻想的な残響音が特徴的。『Fuel』や『Profile』のギターソロで残響音を確認できます。
おわりに
ギターをプレイされる方は是非機材選びの参考にしてみてください。
★過去の機材はコチラの記事にまとめています。
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