星野源、音楽の「源」を語る!EIGHT-JAM 特集で見えた創作の秘密と進化

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最新アルバム『Gen』をリリースした星野源。その発売を記念し、5月18日放送の「EIGHT-JAM」では、星野源の音楽性に深く迫る「星野源 特集」が放送されました。

誰もが知るヒット曲を生み出し、多くのプロからも絶賛される彼の音楽はどのようにして生まれるのでしょうか。貴重なインタビューと豪華アーティストからのメッセージを交え、その秘密が語られました。

「EIGHT-JAM 星野源 特集」放送情報

・初回放送日:
2025年5月18日 23:15〜

・再放送:
予定なし

・TVer見逃し配信:
5月26日(月)0:10 終了予定。

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プロが唸る名曲たち:緻密なこだわりとポップスの融合

番組冒頭では、STUTSimaseといった星野源を敬愛するアーティストが、彼の音楽に対する印象を語りました。

STUTSは、星野の音楽について「とにかくストイックで、本当に細かいところまですごく突き詰める方」と述べ、その結果として「いろんな方が聴いていいと思えるような、その大衆性のある音楽になっているのが、なんかやっぱすごいな」と絶賛しました。0.0何秒という音のズレまで調整する細やかさが、あの唯一無二のグルーヴを生み出していると解説しました。

まず、プロがすごいと唸る名曲として紹介されたのは、アルバム『Gen』にも収録されている「創造」。imaseは「任天堂さんへのリスペクトを込めた小ネタをたくさん挟みながらも、ポップスに昇華されているのが本当にすごい」と語り、星野が持つ「信頼できるオタク心」と、それを「ちゃんとポップスに落とし入れる力」を兼ね備えている点を評価しました。

タイアップに寄り添いつつも、楽曲としての完成度を保ち、さらに複雑な曲をポップスに押し上げるバランス感覚は「なかなか難しい」と、imaseは自身の真似したいポイントとして挙げています。

楽曲制作の舞台裏:「感覚」と「ひたすら試行錯誤」

星野源の楽曲は一体どのように作られているのでしょうか。imaseからの「どの段階から全体の構想ができていますか?」という質問に対し、星野は「一番多いのはイントロから作り始めて、そこからAメロができていって、Bメロできていってっていう順番にできていくっていうのが一番多いですね」と回答しました。サビから作り始めるのではなく、少しずつ全体像を固めていくスタイルだそうです。

特に「創造」については、任天堂からの「マリオのSEやメロディを引用して大丈夫」という言葉があったため、「あれもやりたいな、これもやりたいなみたいなのがいっぱいあって」と明かしました。制作は「一番最初のイントロのゲームキューブのオープニングの音にコードをつけ始めるところから始まりました」と意外なエピソードを披露。

たくさんのアイデアを「引用するだけでは面白くないので、ちゃんと頭から最後まで僕の曲なんだけど、よく聴くとイースターエッグみたいなものが山ほど盛り込まれてる」曲にしようと試みた結果、かなりイレギュラーな作り方になったと言います。

さらに驚きなのは、マリオのゲーム音の再現方法です。星野は、クッパの火を吐く音やキノコを取る音などを、実際のゲーム機で録音し、それを「解析っていうか、めちゃめちゃスローで再生して、あ、こういう音の連なりなんだみたいなのを一生懸命分析して」生演奏で再現したとのこと。

アナログシンセサイザーを駆使して、ファミコンの音を人力で弾くという途方もない作業に、スタジオのメンバーは「普通やったらそのまま使っていいですか?ありがとうございます!ってそのまま(曲に)ピタッとね。はめがちだと思うんすが。あのキノコの音を自分で作ってるって、任天堂の人も、えー!って」と驚きを隠せませんでした。

Glitch」という曲は、構想から完成までなんと「5年」かかったそうです。「ちょこっとずつ、ちょこっとずつ」「自分のDAWのスキルがちょっと上がってくるんで、あれもこれもできる、あれもできるんだってやっていくうちに、どんどん完成していって」と、まるで時間をかけて育てていくように楽曲を完成させる過程が語られました。

一方で、「Eureka」という曲は「イントロから2番ぐらいまでわーっと1日で一人であの形までできて」しまったとのこと。曲によって制作にかかる時間は様々で、その時のひらめきや試行錯誤の度合いが大きく影響していることが分かります。

かつてはギターで作曲し、ボイスメモに歌を録り、バンドアレンジを重ねていた制作スタイルが、今では「デモを作るっていうよりかは、もう本チャンを作り始める、いきなりその楽曲そのものを作り始めるっていう感覚ですね」とトラックメイカースタイルに変化したことを明かしました。

「メッセージはない」歌詞と音で広がる世界

星野源の作詞の秘密についても触れられました。彼は「なんかもう伝えたいことがないんですよね、全然。メッセージとか。面白い音楽が作りたいっていうだけで」と意外な発言。しかし、その言葉の裏には、言葉と音で表現される無限の世界があります。

Ayaseが「この曲以降、サビでファルセットになっても、それがスタンダードというか、手法の一つとして現代の日本に受け入れられた気がしています」と語ったのは「Week End」。星野の音楽が「ポップミュージックの懐を広げてくれた」と感謝を述べました。

「Eureka」の歌詞について米津玄師が「窓から陽が射して滲む」「明ける夜空ここで話そう」の文末を「にじ/む」「はな/そう」と一瞬だけ間を置くことで窓の外に虹が覗き、明ける夜空に花見え、まるで白昼夢をみたような聴き心地で感激した、と分析。

この歌詞について星野は「米津くんが受け取ってくれたものと同じ景色を描いている」「にじ/むの後にエレピがパーンってなるタイミングで景色が見える。オセロみたいにバーって景色に色がつく。それは狙っていやっている」という、言葉と音が一体となって景色を創造する狙いがあることを明かしました。言葉と音による表現は、緻密な計算と感覚が融合した結果と言えるでしょう。

離婚伝説の別府が「ワクワクした」という「光の跡(Why)」についても語られました。「イントロでの転調で世界が開けたり、光が射した感じがした」という感想に対し、星野は「イントロが長いなと思って残しておいた」と意外な理由を明かしました。現代の楽曲ではイントロが短い傾向にある中で、あえて長く残し、さらに転調を施すという大胆な発想は、「自分でも何これ?いいじゃん。みたいな」と笑ってしまうほどの、感覚的なひらめきから生まれたそうです。

音楽性の変化と「飽き性」

星野源の音楽は時代と共に変化を遂げています。ファーストアルバム「ばかのうた」の頃は「どうやっても暗い歌しかできなくて」それをやり切った後、さらに明るい歌や好きな歌を追求したのが「STRANGER」の頃。そして、くも膜下出血で倒れ、音楽のやり方が分からなくなった時期を経て、プリンスの音楽に触れたことで「本気で人間いつ死ぬかわからないし、もうやりたいことやろうと思ってやり始めた音楽がSUNだったり、YELLOW DANCERのアルバムだったり、それこそPOP VIRUSだったり」と、大きな転機を迎えたことを語りました。

どっちかっていうと飽き性なのもあるとは思うんすけど、こんなジャンルをやりたいんだっていうのはなんか今なくて。面白い音楽がやりたいなっていう」と、常に新しい「面白い」を探し続ける姿勢が、音楽性の変化に繋がっていると分析しました。

豪華アーティストからのメッセージ

番組の後半では、Vaundy、YOASOBIのAyase、三浦大知、そして米津玄師といった豪華アーティストからのメッセージが星野源に届けられました。

Vaundy コメント

Vaundyは星野源を「2000年に入り、改めてJ-POPをやり直したポップス界のミニマリスト」と評し、「日本のポピュラーの条件の一つとして、明確にリズムを四分音符に落とし込む必要があるが、彼はそれをメロディーに取り入れた上で、さらに正反対のリズムの質を持つブラックミュージックのサウンドやパッションを取り入れている。これにより、ただの歌もの音楽にさせない凄みが生まれている」と、彼の音楽の深遠さを解説しました。

Ayase コメント

Ayaseは「キャッチーなメロディーワークとチャレンジングな音選び、そしてそこに載る歌詞から滲み出る悲しさがとても好きです。一体どれほどの孤独や憂いと共に生きてこられたのだろうと沁み入ります」と、星野の音楽が持つ内面に言及しました。

三浦大知 コメント

三浦大知は「とても美しく地獄を歌い、くだらなさやどうしようもなさ、そのすべてを抱きしめながら闇の中で希望を歌い続ける。その人間星野源の歌に、僕たちは心を貫かれるのかなと思います。星野さんはとても穏やかで柔らかい方ですが、心の中にマグマが滾っているような方だと思います笑。その丸いまま尖りまくっている星野さんが大好きです」と、彼の歌が持つ二面性を表現しました。

米津玄師 コメント

そして米津玄師は「源さんの曲はその時々で音楽性が大きく変わるので、決して一括りに語れはしませんが、それにしたっていつもどこかで目が血走ってる感じがして好きです。柔らかいアコギのゆったりした曲でも、跳ねたリズムの喧騒的な曲でも、エレピが太陽の光みたいに美しい曲でも、目が乾いて血走ってます。勝手にそう思っています。道ゆく人々が道行く人が誰も気に留めないまま時が経つうちにどんどん落ちくぼんでいった大きな穴があって、中を覗けば光も届かないくらい真っ暗なのに、なぜか全く同時に強い光が放たれている。源さんの曲を聴いていると、そんなイメージが浮かびます」と、独特の表現で星野の音楽への愛情を語りました。

これに対し星野は「ドライアイなんで」と笑いを誘いつつも、「生きるって本当にこう、必死になりますね」「次から次へと悲しいこととか、しんどいこととか、なんで?っていうようなことが起きて、でもたまーにいいことがあるみたいな」と、自身の人生観が音楽に滲み出ている可能性を示唆しました。

星野源の音楽は、常に変化し、進化し続けています。しかし、その根底には「自分にしかできない、面白い音楽をやりたい」という揺るぎない思いと、深く内面を掘り下げていく孤独な作業、そしてリスナーに届ける喜びがあることが、「EIGHT-JAM」の特集から伝わってきました。

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